物件が大型化するなか、JV(ジョイントベンチャー)工事にも盛んに取り組み、一部はJVスポンサーとして工事全体を管理しています。LED照明が広く普及し、省エネ性や操作性が格段に向上、地球温暖化防止対策に貢献しています。また東日本大震災を経て防災設備・自家発電設備・蓄電池設備に対する要求仕様が変わり、それらを反映した建物が主流となりました。新生テクノスは長年培われた技術力・施工力で、これからも日本の未来ある街づくりに貢献します。
人々が快適に生活するために不可欠な電気設備、特に火災や停電、落雷などの災害に対して備え付けられている防災設備が非常時に確実に作動するよう、適切な維持管理を行い建物の性能・機能を常に保つことが必要です。
設備名称 | 日常点検項目(日・週・月単位) | 定期点検項目(半年、1年単位) |
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[ 受変電設備 ] ・変圧器 ・遮断器,断路器 ・コンデンサー ・避雷器 ・計器用変流器、変圧器 |
外観点検 |
・絶縁抵抗、接地抵抗の測定 ・保護継電器の作動試験 ・外観点検 ・端子部の増し締め ・清掃、手入れ ・絶縁油の耐圧試験、酸化値測定 ・変圧器、遮断器内部点検 ・計器校正、シーケンス試験 |
変圧器の冷却ファン点検 | ||
各計器の指示値確認、記録 | ||
表示灯の点検確認 | ||
電力ヒューズの外観点検 | ||
[ 配電設備 ] ・配電盤(分電盤) ・幹線(バスダクト) |
外観点検 | |
各計器の指示値確認、記録 | ||
表示灯の点検確認 | ||
[直流電源・蓄電池設備] ・充電装置 ・蓄電池 |
外観点検 |
・絶縁抵抗、接地抵抗の測定 ・均等充電及びセル電圧の測定 ・電解液の比重、温度測定 ・外観点検 ・清掃、手入れ |
表示灯の点検確認 | ||
液量確認 | ||
充電電圧、電流の適否確認、記録 | ||
[ 非常用発電設備 ] ・原動機 ・発電機 ・発電機盤 |
外観点検 |
・絶縁抵抗、接地抵抗の測定 ・外観点検 ・端子部の増し締め ・清掃、手入れ ・主要部分の開放点検 ・潤滑油量、油質の点検 ・試運転による機能、性能確認 ・インターロックテスト ※消防法で定める定期点検 |
各計器の指示値確認、記録 | ||
表示灯の点検確認 | ||
潤滑油、燃料油の油量確認 | ||
冷却水量、空気タンクの圧力確認 | ||
油、水、空気系統の弁類開閉状態確認 | ||
試運転による各計器指示値の確認、記録 | ||
[ 負荷設備 ] ・電動機 ・制御盤、操作盤 ・照明器具 ・コンセント |
外観点検 |
・絶縁抵抗、接地抵抗の測定 ・外観点検 ・端子部の増し締め ・清掃、手入れ |
各計器の指示確認、記録 | ||
表示灯の点検確認 | ||
照明器具の外観点検、点灯検査 | ||
[ 弱電設備 ] ・電気時計 ・放送 ・表示 ・インターホン ・TV共聴 等 |
外観点検 |
・各種接点、機械部分の動作機能点検 ・増幅器の発熱、異音、損傷の有無確認 ・音量、明瞭度、雑音、混線等の有無確認 |
動作確認 | ||
[ 各種警報設備 ] ・自動火災報知設備 ・ガス漏れ火災警報設備 |
外観点検 |
・外観点検 ・機能点検 ・総合点検 ※消防法で定める定期点検 |
動作確認 |
日常使われている建物ですが、その機能や性能は経年劣化により低下していきます。また時代と共に移りゆく社会的ニーズ、若しくはお客様個々のニーズに現状が対応しているか、建物の定期的な診断をすることが大切です。
設備種目 | 内容 | 主な対象設備 |
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劣化診断 | 物理劣化、機能劣化、性能劣化を診断 | 電力引込設備(高圧ケーブル)、受変電設備(トランス)、自家 発電設備、蓄電池設備(バッテリー)、配電設備(ブレーカ)、 照明設備(安定器)、コンセント設備 等 |
機能診断 | OA化や情報化などの業務環境と設備機器の整合性を診断 | 電話設備、構内情報通信設備(LAN)、放送設備、テレビ共調設備、防犯設備、駐車場管制設備 |
光、騒音、振動などの環境諸要素と設備機器の整合性を診断 | 照明設備、空調設備、換気設備、自家発電設備、遮熱設備 | |
安全機能診断 | 法改正や既存遡及に伴う現行法との整合性を診断 | 自火報・防排煙設備、非常照明・誘導灯設備、非常放送設備、避 雷設備 等 |
省エネルギー診断 | エネルギー消費量や各種省エネルギー手法との整合性を診断 | 受変電設備(トランス)、照明設備、空調設備、換気設備、各使用負荷 等 |
建物の寿命は数十年と言われますが、その中で機能する電気設備は年々陳腐化し、また求められる機能や性能も絶えず進化します。現状の設備を診断し初期性能を維持すると共に、付加価値の高いリニューアルを提案します。
省エネ・節電、地球温暖化防止、停電対策、地震対策等… 建物を使い続けていく中で遭遇する問題、お客様が抱える疑問・要望等に対し、確かな実績と応用力で応えます。
前身である「秀和株式会社」の時代から約40年に亘って、RBM株式会社の大型ビルや大規模マンションの設計・施工・保守を行っている。
ビルの現状回復工事、テナント改修工事、受変電設備や照明のリニューアル工事、防災設備の点検なども行う。
リニューアルは、新耐震基準への対応の他、環境対策も考慮し照明器具のLED化、共用部やトイレの人感センサ化、
事務室照明の消灯タイマー化など、省エネ工事を行っている。
当社は、JR東海グループ唯一の電気工事会社であり、グループ内各施設の維持・メンテナンスを行っている。
2000年に竣工したJRセントラルタワーズの設備点検やリニューアル工事を筆頭に、東海道新幹線の各主要駅に併設するモールや
商業施設の電気設備の工事・保守を手掛け、訪れるお客様に快適なアメニティ空間を提供している。